2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧

景気刺激のための放火?江戸の火事

火事と喧嘩は江戸の華といいますが・・・ 「火事と喧嘩は江戸の華」といわれるほど江戸では火事が多かったのですが、幕末に来日した外国人もこのことに注目しています。 イギリス公使、オールコック 安政6年5月3日(1859年6月4日)来日 「(江戸の…

江戸時代、馬車がなかったわけ

江戸時代は労働組合が不要だった。 「えいほ、えいほ」と江戸時代、人を運ぶ乗り物は駕籠があったのは知られているでしょう。乗り心地はどうだったのか。幕末に来日した外国人の観察を見てみます。 イギリス公使、オールコック 安政6年5月3日(1859年…

浮世絵文化が再び世界を席捲!?日本のアニメ旋風

ジャポニズムは復活した。 慶応3年(1867年)、パリ万国博覧会で日本は伊万里焼を送りました。伊万里焼保護のためにと、今の新聞紙のように包み紙として使ったのが、当時の広告紙である浮世絵でした。パリっ子は浮世絵を見て衝撃を受けました。その構図…

オールコックが注目した日本の美

オールコックは日本の美を欧州に紹介した。 イギリスの公使オールコックは安政5年(1858年)日英修好通商条約が締結されたのち、極東在勤のベテランとしての手腕を買われ、初代駐日総領事に任命され、安政6年5月3日(1859年6月4日)に来日しま…

幕末に来日した外国人は日本の芸術品に飛びついた

世界が熱狂した"ジャポニズム" エルギン卿使節団のオリファント 安政5年(1858年)来日 「これらの会所(下田の会所)はもっとも人をいらいらさせる場所である。そこにはたくさんの品が並び、どれも美しく新奇なので、人は唖然とした気持ちになり、覆い…

治安が良かった江戸日本

今でも世界に比べたら格段に治安がいい日本。 幕末に日本にやってきた外国人は過激な攘夷派の行動は別として日本の治安の良さには驚いています。 長崎で西洋医学を教えていたヨハネス・ポンペ 安政4年(1857年)来日 「自宅のドアに鍵をかけるなど、ま…

江戸時代の日本人は幸せだった

人類史上もっともユートピアに近かった江戸日本。 物質的に豊かな現代からみると江戸時代というのは武士だけいい暮らしをして庶民は貧乏で不幸だったように思っている人が多いことでしょう。長屋の生活なんて6畳とちょっとした土間があって家具なんて箪笥(…

脱原発のドイツ、イタリア、また日独伊同盟?

また日独伊ですか? ドイツは「脱原発」、ドイツを見習え!ドイツのドイツが脱原発に舵をきったのはよく知られているでしょう。東日本大震災で福島第一原発が事故を起こすと、メルケル政権は「脱原発」に舵を切りました。2022年まで全原発を撤廃するとい…

芝居じみていて妖精が住む国、日本

外国人は芝居セットの中の妖精をみた。 イギリスの詩人、ジャーナリスト エドウィン・アーノルド 明治22年(1889年) 「寺院や妖精じみた庭園の水蓮の花咲く池の数々のほとりで、鎌倉や日光の美しい田園風景のただ中で、長く続く早朝な杉並木のもとで…

日本に原発ができたわけ、反対する人がいるわけ

脱原発ってなぜ騒がれるのか? 昭和20年(1945年)8月、日本敗戦。この後、アメリカは日本を単独占領し、日本が再びアメリカの脅威とならないように武装解除といった直接的なものから検閲、焚書、東京裁判、神道指令、公職追放、憲法、財閥解体、農地…