GHQ憲法は共産主義者の作文

共産主義者の作文に日本側は仰天した。


 昭和21年(1946年)2月13日、突然、GHQは日本の憲法にとマッカーサー草案を突きつけました。当初は「土地その他の天然資源は国有とする」などという条項もあり、明らかにアカ共産主義)です。

 松本国務相はこのマッカーサー草案を持って幣原首相のもとに出向き、首相がマッカーサー草案を通読し終わると唇をゆがめて不満と不安の想いを吐き出しました。

「総理、じつに途方もない文書です。こんな憲法はいまだかつて見たこともない。まるで共産主義者の作文ですよ」

幣原首相「ウ・・・英語もまずいですねえ」

 GHQのピンカーズ(赤いヤツ)が作ったのですし、憲法の専門家などいないのですから、共産主義者の作文になるのは当たり前です。また、憲法研究会という日本の共産主義者たちが作成した憲法草案もかなり参考にしたようです。GHQでは鈴木安蔵の案文を英訳して回読しています。このため憲法作成は日本人も関わったから外国製ではない、とステレオタイプに言う人がいますが、共産主義者が関わっていたことを隠して言っています。NHKでも白洲次郎がGHQ憲法に抵抗したことは報道しますが、共産主義者たちのことは隠しています。この憲法研究会のメンバーに高野岩三郎という人がいて、昭和21年にNHKの会長に就任しているからです。知られるとマズいと考えているのです。

 GHQ憲法には自由や権利といった言葉が並べ立てられ、耳障りはよいですが、権利を制限するものは「公共の福祉に反しない限り」と一文あるだけで、義務が課せられていません。役割に応じて責任を分担する社会を差別と強制の「階級」社会と受け取る「社会主義史観」が隠されているといいます。

 九条が平和憲法といわれる所以といいますが、これは共産革命を起こしたときに軍隊に鎮圧されることを恐れたというのが本来の目的でした。

 十五条「All public officials are servants of the whole community and not of any group thereof.(すべての公務員は、全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない)」

 これは「公務員は相手を階級で差別してはいけない」という意味で、ここにもマルクス主義史観が入っています。こんなことは日本には1300年前の十七条の憲法にも述べられていることです。

 二十条「Freedom of religion is guaranteed to all. No religious organization shall receive any privileges from the State, nor exercise any political authority.(いかなる宗教団体も、国から特権をうけ、又は政治上の権力を行使してはならない)」

 「宗教は阿片である」というマルクス主義の「無神論」によるものです。

 二十五条「All people shall have the right to maintain the minimum standards of wholesome and cultured living.(すべての国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する)」

 社会主義ユートピアのようなものです。これはドイツのワイマール憲法に酷似した内容があるそうで、GHQ憲法作成の中心人物であったケーディス大佐は知っていたと思われます。また、ケーディス大佐はユダヤ人ですから、ナショナルホームを喪失し、差別、迫害されてきたユダヤ人の願望も感じます。

 GHQ憲法は読み解いてゆくとほかにも共産主義者の願望が多くみてとれます。われわれはマインドコントロールにかけられ、それとは気づかないように、あたかもGHQ憲法憲法であるかのように錯覚させられ共産主義に親しむように仕向けられてきたのです。



参考文献
 講談社文庫「占領を背負った男」北康利(著)
 河出書房新社白洲次郎」『白洲次郎の抵抗』児島襄
 総和社「日本は憲法で滅ぶ」渡部昇一(監修)

添付画像
 動画より

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