沖縄では日本軍がいたところで集団自決が発生したのか

 「日本軍がいたところは集団死が発生した」というのを聞いたことがあります。これは誤りで米軍が来たら投降するように日本兵が助言して助かったところ(ヌチシヌジガマ)もあれば、米軍の投降呼びかけに対して民間人が自決しようとしたところに軍人がいて刀を抜いて「女と子供は外へ出ろ。ここで死ぬな。」と言って助かったところもあります。

 米軍上陸後、本島北部に逃げ遅れた住民は主に南部、ほか各地でガマや壕に避難しますが、いよいよ米軍が来るとなると恐怖からパニック状態になったと思われます。住民の指揮系統は県、役場にあり、軍人の指揮系統は軍にありますが、首里戦線崩壊後はその指揮系統も混乱し、軍民混じってパニックがいたるところで起こったのだと思います。その状態でパニックに陥らず、正常な思考で判断できる人が上位者にいたかどうかが命運を分けたのではないかと思います。もちろん上位者の主たる人は軍人でありました。

 東京裁判史観があると日本軍は悪、日本軍は残虐という大前提がありますから、軍は権力であり権力を使って残虐な行為を働く、あるいはその権力の残虐的圧力があり、住民を死においやった。日本軍がいても助かったところは「めずらしいこと」という話になっているのだと思います。東京裁判史観が本当の歴史を知る上で大きな障壁になっているのを感じます。



参考サイト:http://soj.jugem.jp/?cid=9
参考映像:http://www.youtube.com/watch?v=dR3EaN7EThU&feature=related
参考文献:「沖縄戦集団自決の謎と真相」秦郁彦


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