沖縄を再び唐ぬ世にせぬために

沖縄を守れ!


 「唐ぬ世(ゆー)から大和ぬ世、 大和ぬ世からアメリカ世、 アメリカ世からまた大和ぬ世、 ひるまさ変わゆる くぬ沖縄」・・・これはシンガーソングライターの佐渡山豊さんが作詞作曲した学曲「ドゥチュイムニイ」の一節です。「唐ぬ世」は琉球王朝支那冊封を受けていた世のことです。

 昭和41年(1966年)、元陸軍大将今村均自衛隊の部内誌に寄せた論文の一部。
「昭和35年の日米安保条約改正の際、5万と言われる全学連や総評を動かし、わが議会や首相官邸を取り巻き、暫時政治の運行を妨げさせた時、中共中華人民共和国)の対日工作員である陳宇氏は、わが共産党員である日教組の大幹部である赤津益三氏に対し、暗号電報により6月1日『われわれはこの度の諸君の勇敢なる革新運動に大きな敬意を表する。しかし貴国の革新は、民族をして、皇室と神社とより隔離せしめない限り、その実現は至難と思う』というような、指令を打電した」

 京都大学教授の中西輝政氏によると今村均元大将は旧日本陸軍の諜報活動の専門家であり、その筋で戦後も自衛隊との関係が保たれていたと考えられ、信憑性の高い内容だと述べています。安保闘争の陰に中共あり、ということです。この安保闘争は昭和40年代ごろより沖縄へ闘争の場を移していきました。

 沖縄の祖国復帰運動を展開していた元校長
「反安保、非武装という左翼思想を持った教員がどんどん入ってきて、オルグしていった。日の丸は罪悪だとして、あと少しで祖国復帰というメドがついた頃から、日の丸を掲揚しないようにと指示がきた。我々が推し進めていた純粋な復帰運動は、完全に日米両政府に対する階級闘争に変貌していった」

 沖縄では祖国復帰前から教育の場を通して中共の内面侵略が始まっていたのです。

 祖国復帰から8年後、当時中学生だった40代の男性
「かつて日本軍は最高の軍隊だったが『日中戦争以降は最低、最悪、極悪非道の軍隊となった』と教えられた。天皇陛下は本の中だけの存在で、学校で教えられた記憶はない。家庭で陛下の事を話す機会がなかった知人の多くは左翼活動に転じた」

 本土からのプロ市民に加えて洗脳教育を受けた人たちが沖縄で活動しているわけです。

 産経新聞那覇支局長・宮本雅史氏は地元誌の若手記者からこんな話を聞いています。
「中国、北朝鮮は、絶対に沖縄を攻撃したり、侵攻したりはしない。特に中国は沖縄とは親兄弟のような関係だから、平和に付き合うことができるはずだ」

 沖縄マスコミが内面侵略を受けているということです。チベットウイグルで何が起こっているのかも知らない若者が多いことでしょう。

 本土の左翼活動家も沖縄の反戦平和運動というのは世界の中でも日本の中でも「特殊」だと指摘しています。
「沖縄の反戦団体や人権団体、環境団体は、日本や米国の軍事力に対する活動が盛んであるが、その他国家の軍事力、例えばここ19年で16倍もの軍事費を費やしてひたすら軍拡を続ける中国や核開発に至った北朝鮮などに同様の活動をする団体はなぜか無い

 平成19年(2007年)に座間味、渡嘉敷の集団自決「軍命削除」に抗議して「検定意見撤回県民大会」が開かれ11万(実際は1万8千)の県民が参加しましたが、この時、日中友好協会沖縄県支部反戦地主会が名を連ねていたのです。反戦地主会は平成9年に北朝鮮と密接な関係があることが暴露され国民を驚かせています。

 平成14年(2002年)、民主党那覇で「民主党21世紀沖縄ビジョン」を発表しており、この中にはノービザで支那人を年間のべ3000万人ステイさせることが謳われており、その他独自通貨を制定すること、沖縄だけ単独州として独立させることが強調されています。民主党がどこの国のエージェント集団であるかよくわかるでしょう。

 中共中華人民共和国)は昨年、軍事の大改革を行い、4つの戦略区を設けました。「東部戦略区」が東シナ海から太平洋方面を含んだ戦略区間ですが、この中で注目するのは沖縄は中共の領土になっていることです。既に中共では「琉球復国運動要領」が発行されており、九条からなる琉球共和国臨時憲法まで作成されています。武漢市の反日デモでは「收回琉球、解放沖縄」という大きな弾幕がありました。既に中共人民は沖縄を自国領土であると主張しているということです。

 中共にとっては台湾侵略がまず第一ですが、その次が沖縄侵略であるのは誰がどう見て間違いありません。そして日本の工作員(意識、無意識両方いる)たちが内面工作を行い、反日思想、親中思想の植え込みといった精神面での侵略、さらに中共にとって脅威である米軍基地の反対運動を繰り返しているのです。そして日本の政権与党は表面上わからないようにつくろって沖縄を中共に売り渡そうとしているのです。

 6月23日の慰霊の日、大東亜戦争沖縄戦で侵略者アメリカから郷土沖縄、祖国日本を守るため命を散らした英霊の方々は「唐ぬ世」に向わんとしている沖縄の現状をどう眺めておられるでしょうか。「唐ぬ世」にせぬために我々は大東亜戦争を正しく理解し、英霊の思いを知り、今、沖縄で起こっていることをしっかり認識せねばなりません。



参考文献
 角川学芸出版「報道されない沖縄」宮本雅史(著)
 WAC「誰も語れなかった沖縄の真実」恵隆之介(著)
 別冊正論Extra.15 中国共産党 野望と謀略の90年
  「日本を騙し、利用し続けてきた『人類の悪夢』」中西輝政
  「南西諸島が危ない、台湾が危ない!東アジア覇権をにらんだ戦慄の新軍区」平松茂雄
添付画像
 沖縄平和祈念公園(CC)Auth:663highland

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発 沖縄根拠地隊司令

海軍次官

左ノ電xx次官に御通報方取計を得度

沖縄県民の実情に関しては県知事より報告せらるべきも県には既に通信が無く三二軍司令部又通信の余力無しと認めらるるに付、本職県知事の依頼を受けたるに非ざれども現状を看過するに忍びず之に代して緊急御通知申上ぐ

沖縄島に敵攻略を開始以来陸海軍方面防衛戦闘に専念し、県民に関しては殆ど(ほとんど)顧みるに暇なかりき

然れ(され)ども本職の知れる範囲に於ては県民は青壮年の全部を防衛召集に捧げ残る老幼婦女子のみが相次ぐ砲爆撃に家屋と家財の全部を焼却せられ僅に(わずかに)身を以て軍の作戦に差支なき場所の小防空壕に避難、尚砲爆撃のがれx中風雨に曝されつつ乏しき生活に甘んじありたり

而も(しかも)若き婦人は卒先軍に身を捧げ看護婦烹炊婦(ほうすいふ)は元より砲弾運び挺身切込隊すら申出るものあり

所詮敵来りなば老人子供は殺さるべく婦女子は後方に運び去られて毒牙に供せらるべしとて親子生別れ娘を軍衛門に捨つる親あり

看護婦に至りては軍移動に際し衛生兵既に出発し身寄無き重傷者を助けて敢て真面目にして一時の感情に馳せられたるものとは思はれず

更に軍に於て作戦の大転換あるや夜の中に遥に遠隔地方の住居地区を指定せられ輸送力皆無の者黙々として雨中を移動するあり

是を要するに陸海軍部隊沖縄に進駐以来終止一貫勤労奉仕物資節約を強要せられつつ(一部は兎角の悪評なきにしもあらざるも)只々日本人としての御奉公の護を胸に抱きつつ遂にxxxx与へ、xことなくして本戦闘の末期と沖縄島は実情形x一木一草焦土と化せん

糧食六月一杯を支ふるのみなりと謂ふ

沖縄県民斯く戦へり(おきなわけんみんかくたたかえり)

県民に対し後世特別の御高配を賜らんことを


※文中のx部分は不明