皇室解体を目論む人たち
「天皇制」という言葉は大正12年(1928年)、日本共産党がその運動方針を定めた要領を討議した会議で使われ始めました。当時の日本共産党はコミンテルンの日本支部です。
「天皇制の政府の打倒、天皇制の廃止というスローガンを掲げなければならない」
戦後、GHQピンカーズ(赤いヤツ)の手によって日本の共産主義化が行われています。木戸内大臣の姪は共産主義者、都留重人の妻ですから天皇陛下のそばまで共産主義の手が伸びていたのです。おそろしい話です。近衛文麿は日本の共産化を防ぐため活動していましたが、共産主義者ハーバート・ノーマンに仕掛けられて戦犯指定を受けて自決しました。
戦後、都留重人とその同志のハーバート・ノーマンら共産主義者によって、天皇を敵視し、打倒、廃止するためのスローガン「天皇制」という言葉が広められました。ですから、「天皇制」という言葉を知らず知らず使っているとしたら、そのときの影響なのです。戦後、公職追放によって空席となった大学や官公庁に共産主義者が潜入しましたので、その影響はずっと今まで続いています。マスコミにも潜入しているでしょう。
昨年の天皇陛下在位二十年でNHKは祝典をニュースで報道しましたが、少数の反天皇の集会とデモのニュースを放送しています。100人から200人規模なのにです。1000人、2000人規模の外国人参政権反対デモなど放送しないのに。さらにNHKは祝典のニュースを夜9時、翌朝7時のニュースのトップにもって来ませんでした。「週刊こどもニュース」では取り上げませんでした。極めて不敬な話です。
さらにNHKはこんなアンケートを実施していました。
「天皇陛下憲法で定められた象徴としての役割を果たしていると思うか」
「天皇陛下の公務のうち、特に意義のあるものについては?」
天皇陛下に対する勤務評定です。これは民意によって皇室は何とでもなると宣伝し、天皇陛下の権威をおとす目的があります。さらに
「天皇制についてどのように考えるか」
もうわかりますね。NHKほどの組織が「天皇制」という言葉が共産主義者の打倒天皇のスローガンであることを知らぬはずがないでしょう。つまり隠れ共産主義者(フランクフルト学派と呼ばれる)と支那の共産党の工作の手がNHKに入り込んでいるということです。
天皇は制度ではありません。特権階級でもありません。日本の成立と同時に自然に形成され、国民の安寧のために祈る無私の存在、祭祀王です。
参考文献
「天皇論」小林よしのり著
「われ巣鴨に出頭せず」工藤美代子著
WiLL2010.1月「NHKが天皇陛下の勤務評定」水島総
添付写真
皇居を竹橋付近から撮影(JJ太郎 PD)