一般参賀と天皇陛下万歳

 皇居では新年と天皇陛下誕生日に一般参賀が行われています。これは昭和20年に62名の男女が自主的に皇居の草刈をさせてくれと申し出て3日間奉仕したことから始まっています。これを喜ばれた昭和天皇勤労奉仕団の前に姿を見せられ、これが口コミで全国に広がって翌年は1万となり、昭和26年には4万人に達しました。これを見て宮内庁が昭和23年より「一般参賀」を認めるようにすると元旦に7万人、翌2日に14万人が皇居につめかけました。昭和天皇は「どこからか、その様子を見ることはできないものだろうか」とおっしゃり、宮内庁府の屋根にお登りになりご覧になりました。当初国民は気づいていませんでしたが、天皇誕生日一般参賀のとき気づいて「天皇陛下万歳!」の大合唱になりました。そして屋根は危ないということで今のようなバルコニーが作られました。

 小林よしのり著「天皇論」では小林氏とスタッフの宇都くん、ぽかQくんと小林氏の母上が正月の一般参賀に行った時の事が書かれています。突然、宇都くんが「天皇陛下万歳!」をやりはじめ、ぽかQくんと小林氏も一緒にやると周りのひともつられてやり始めたそうです。
 小林氏は「おっさんみたいでカッコ悪いと思っていた」と書いていますが、私などは一昔前は暴力的な右翼がやること、戦争中に使われた悪いこと、という認識でした。学校教育やメディアにインプットされていたんでしょう。でもそのうちなんで?と思うようになり、今では是非やってみたいと思っています。国民の安寧のために祈られる天皇陛下に万歳三唱して何が悪いのでしょう。

 ちなみに万歳は手のひらを前に向けるのは×で手のひらは自分の内側に向けるものだそうです。知らなかった・・・。

 天皇陛下万歳



参考文献
 「天皇論」小林よしのり
参考サイト
 宮内庁 http://www.kunaicho.go.jp/event/sanga/sanga.html

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