沖縄県民斯ク戦ヘリ

 本日は沖縄の慰霊の日です。沖縄戦でなくなられた方々のご冥福をお祈りいたします。今ある平和は英霊の方々の犠牲の上に成り立っており、私たちはこの平和を守っていかなければならないと感じます。それから沖縄戦史を学んだきた上でもう一つ感じたことがあります。

 沖縄学の父と言われる伊波普猷(いは ふゆう)氏は沖縄戦時に次のような寄稿をしています。
 「勇猛の気性を持った琉球人が今こそ、その愛する郷土を戦場として奮戦していることを想うと私も感慨切なるものがある」
 「今や皇国民としての自覚に立ち、全琉球を挙げて結束、敵を迎撃しているであろう。勇戦する琉球人に対し、私は大きな期待を抱く」

 伊波氏が言っているのは死にいくことをを助長するとか、命を落とすことに何も感じないとか、そういうことではありません。時代背景が全く違います。米国の横暴に対して沖縄県民が立ち上がり、戦う沖縄県民を誇りに思っているのです。戦った歴史には意義があります。
 大田実中将は「沖縄県民斯ク戦ヘリ」と言いました。戦った歴史には誇りがあります。誇りある沖縄の歴史だと思います。

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