スペイン大帝国の凋落
1588年5月28日、スペインは22隻のガレオン船(大型帆船)、108隻の商船に3万人以上を乗船させたメディナ・シドニア率いる無敵艦隊がリスボンを出発し、イギリスへ向かいます。イギリスに上陸する作戦で陸戦隊を乗せていました。しかし、アルマダの海戦で敗北しスペインへ帰還します。これよりスペイン大帝国は凋落することになります。
「人が喋っているのを聞けば、どこの国でおぎゃあと言ったか、すぐ分かる。
イギリスを賞め賛えていたら、そいつはイギリス人だろう。
プロシャの悪口を言っていたら、そいつはフランス人だろう。
スペインの悪口を言っている奴、そいつはスペイン人だ」
イギリス、オランダの徹底したプロパガンダによってスペイン人は自分の国の歴史に誇りがもてなくなり、衰弱、凋落していきます。自信を喪失し、自己嫌悪に苦しみ、自虐に親しみ、淋しく自国を嘲笑する国民に成り下がっていったのです。
「彼ら(スペイン人)は村々に押し入り、老いも若きも身重の女もことごとく捕らえ引き裂きずたずたにした」
「彼らは誰か一太刀で身体を真っ二つに斬れるとか、誰が一撃のもとで首を斬り落とせるかとか賭けをした」
「ようやく足が地に着く程度の絞首台をつくり、十三人づつ吊るし、生きたまま火をつけた」
徳川幕府がオランダと通商を行う際にもオランダ側の反スペイン宣伝は相当なものがあったといわれており、世界各国にスペインの悪口を吹いてまわったと思われます。スペイン人の残虐性を表す「銅版画つきの想像絵」やインディオ虐殺話が世界に配られました。私の手元にある書にも人間を火あぶりにしている絵があります。世界史の授業でも見たような記憶があります。
さて、これは歴史ですが全く同じことが今現在、日本で起きているのは誰の眼にも明らかでしょう。大丈夫ですか?「南京虐殺」と言われて、下を向いているそこの”あなた”。
参考サイト:WikiPedia「無敵艦隊」
【はじめて書かれる地球日本史】http://www.vanyamaoka.com/senryaku/index2441.html
参考文献:「続・日本人が知ってはならない歴史」若狭和朋著
「GHQ焚書図書開封」西尾幹二著