NYタイムズ「尖閣は中国領だと思う」を書いたクリストフ記者の正体


 「尖閣は中国領だと思う」という見出しがネットニュースにおどっているので、ナンだ?と思ってよく見たら、ああ、クリストフさんね、と笑いました。


NYタイムズ「尖閣は中国領だと思う」で日本政府が抗議
サーチナ 1月30日(日)23時22分配信

 米紙ニューヨーク・タイムズはこのほど、「中国側が釣魚島(日本名:尖閣諸島)を自国の領土だと主張するのには歴史的根拠がある」と報じ、日本政府はニューヨーク・タイムズに強く抗議した。日中関係史学会の馮昭奎副会長は29日、日本の高木義明文部科学相が「尖閣諸島は日本の領土だと教科書に明記しよう」と呼びかけたことに対し、「極めて大きな間違いで、日中関係の大局をそこねかねない」と話した。中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。
 ニューヨーク・タイムズで「尖閣諸島は中国のものだ」と報じたのはニコラス・クリストフ記者だ。クリストフ記者は20日、米中関係に関する文章の中で、「私の観点からみると、(中国側の尖閣諸島に対する主張は)非常に有力な歴史的根拠がある」とし、「個人的には尖閣諸島は中国領土だと思う」、「日本政府は歴史をわい曲するのにたけている」と伝えた。クリストフ記者はかつて東京支社長を務め、ピューリツァー賞を2度受賞している。
 日中関係史学会の馮昭奎副会長は、ニューヨーク・タイムズの文章は客観的なものだとの見方を示し、中国はこれまで尖閣諸島は中国固有の領土だと主張してきたが、尖閣諸島問題において日本との争いが存在することは否定していない。一方、日本側、特に民主党政権になってから、尖閣諸島は日本固有の領土だと大々的に主張し、中国との領土争いを否定していると述べた。
 馮昭奎副会長は、「管内閣は支持率が下がり、政権が不安定であることから、国民の支持を得ようと、国内問題を国外に転嫁し、尖閣諸島問題を騒ぎ立てている」と主張、さらに、「文部大臣が教科書明記を呼び掛けたのは、内政の必要性からだと分析した。日本が「尖閣諸島を日本の領土だと教科書に明記」する可能性は非常に高いと指摘し、その理由として「なぜなら尖閣諸島問題は日本国内でほとんど反対の声がないからだ。中国側は日中関係の大局を損ねる事態が生じないよう日本側と交渉すべきだ」と述べた。(編集担当:米原裕子)

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0130&f=national_0130_163.shtml
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110130-00000024-scn-cn

 一言で言えばクリストフ記者はニューヨークタイムズ反日記者です。更に捏造記事のプロフェッショナルです。

 ジャーナリストの高山正之氏が過去、彼の記事をしっかり指摘しています。高山氏の著書「日本はどれほどいい国か」と週刊新潮2009.4.23「変見自在」に紹介されていますので、いくつか拾ってみます。

 例えば、「日本の女性はレイプ願望」(1995年11月5日付)という記事です。日本の通称レディコミ(女性向けコミック)は女性が犯される、レイプされるというストーリーが売りの一つで、実際にコミックのそうしたシーンを引用している。(中略)これが、「ニューヨーク・タイムズ」のフロントページと中面にドーンと載る。それに彼がもっともらしい解説を添える。
 曰く、「日本の女性は長く抑圧されてきた。自立心がないから、セックスのやり方をいちいち注文するのにも慣れていない。だから、いっそ男に犯されたほうが何も考えなくていいと思っている」。漫画という創作の世界から引っ張ってきただけで、こう結論づけられているクリストフの神経こそ分析にかけてみるべきですよ。

 彼の奥さんは支那人で、奥さんにも記事を書かせています。
「東京の電車はあつかましい痴漢でいっぱい」「「若い女性のコートのスリットから手を入れ、スカートの中に侵入してお知りを断続的にまさぐる。彼女は戸惑い抵抗するが、それも止む。暗黙の承諾と受け止め、指はさらに・・・」

 ポルノ小説ですね。そしてこう書きます。

「しかし痴漢は日本では許された範囲にある。被害女性があつかましい痴漢を捕まえても小田急の駅員は説諭だけで罪にしない。日本では女は無力だ」

 日本の夫婦についてもクリストフ氏は「日本の女に愛はいらない」などと与太話を書いています。(1996年2月11日)

 三重県の小さな村の72歳の女性は夫婦の愛についてクリストフ氏から尋ねられ、「愛なんて・・・」と答える。日本人は慎み深いから「人前で好きだとかいえますか」というのが女性の真意でしょう。それを彼は平気で脚色する。「結婚て40年。夫には”おい””おまえ”と呼ばれるだけで、名前で呼ばれたことはなかった」「結婚してから夫にもらったのは拳骨だった」

 何が何でも日本は非文明的な国にしたいのでしょう。長くなりますので、次ぎで高山氏の指摘を最後にします。

 彼は三重県の田舎町で老兵から「支那の戦線で14歳の支那人少年を殺してその肉を食った」との告白を聞きだす。
 老兵は「何十年も連れ添った妻にも打ち明けなかった秘密」で、「たった一切れだったが、今にも悪夢にうなされる」と「枯れ木のような手を振るわせた」と。
 日本人は支那人と違い人肉食の習慣はない。この記事を怪しんだ産経新聞社が三重の老人を訪ねた。
 老人はクリストフが来て人肉を食ったかと聞く。否定すると、では噂はどうかと畳みかける。
 あまりしつこいので中支那に駐屯していた頃の話をしてやったという。
「市場に珍しく新鮮な牛肉が出た。滅多にないから買って、みなで久しぶりのすき焼きをした」
 そこに憲兵が来て何某をしらんか、子供を殺した廉で追っている、という。それで仲間が、もしかしてこの肉はその殺された子をつぶしたのではと冗談を飛ばした。それほど新鮮だったという意味だ。
 クリストフはその話を適当につまんで日本兵が14歳の子供を解体してすき焼きにした」ことにした。子供の歳は彼のひらめきか。さすがピューリッツアー賞記者だ。

 クリストフ氏は「日本政府は歴史をわい曲するのにたけている」といいましたが、そりゃあんたでしょう。

 今回クリストフ氏が日本叩きの記事を再び書き始めたのは、尖閣の弱腰外交、菅談話などの謝罪外交で、「叩いてもたいして文句いってこないだろう。叩けばこりゃカネになるぞ」と思ったからではないでしょうかね。



添付画像
 尖閣諸島「国土画像情報(カラー空中写真) 国土交通省」より

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