日帝が地下資源を略奪したというウソ



日帝は金、銀、鉛、タングステン、石炭など産業に必要な地下資源を略奪した」

 韓国の歴史教科書にはこのように書かれています。これは真っ赤なウソで例えば「金」を日本政府に売却することにより朝鮮は13億円(1円を現在の2万の価値として26兆円)を手にしており、鉱山開発の設備投資により大量の雇用を生み出したのです。
 
 19世紀から20世紀にかけて朝鮮半島は地下資源の豊富さが注目を集めていましたが、資源開発には莫大な設備投資が必要であり、開発を行うと宗主国「清」から入貢を要求されることを懸念したため開発は行っていません。
 朝鮮総督府が本格的に調査すると朝鮮半島は地下資源大国ではないことが判明しました。当時、最も重要なのは鉄鉱石と石炭で分布は一定していませんでした。満州国が建国すると朝鮮半島の資源的価値は薄れていきます。

1910年鉱産額割合
 朝鮮人  4.8%
 日本人 22.6%
 外国人 72.6%
 
1920年鉱産額割合
  
 朝鮮人  0.3%
 日本人 80.X%
 外国人 20.X% 

 こういった数字をあげて日帝が略奪したといっているそうです。しかし、盗掘したわけではなく、政府の採掘補助金によって日本企業が進出したということであり、大規模な資本投下、技術開発を行い、大量の労働者の雇用を生み出したということです。その数は昭和14年には22万人以上となっていました。
 
 「金」は昭和12年の支那事変によって貿易決済のために必要となり、「朝鮮産金五ヵ年計画」が実施されましたが、米英との開戦によって貿易が激減し、金が不要になり、日本政府は金の買取をやめました。これにより朝鮮総督府は1202あった鉱山のうち、123を残して残りはすべて廃鉱にしました。
 「金」の採鉱、精錬には電気が必要で、送電線建設のため日本政府は公債で資金調達しました。その額は5292万円(現在の価値で約1兆円)にのぼります。鉱山開発費も数億円かかり、金の買取代金13億を含めると、全部で約20億円(現在の価値で40兆円)を日本は半島に注ぎ込んだことになります。



参考文献
 「日本の植民地の真実」黄文雄
 「歴史を捏造する韓国」中川八洋

添付画像
 南大門通(現・南大門路)1945年以前 労働経済社「映像が語る日韓併合史」より(PD)

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