GHQ憲法は共産主義憲法



 GHQ憲法はGHQに潜んでいた共産主義者が作ったものです。よくGHQ憲法は押し付けでなく憲法研究会が協力したという人がいますが、メンバーの高野岩三郎鈴木安蔵など共産主義者ではありませんか。プレスコードで憲法批判を封じられ、反対すると公職追放される。高圧的に共産主義を押し付けられたということです。日本国憲法制定に当たっては、GHQ草案作成の中心的役割を担ったチャールズ・L・ケーディスは帰国後、国務省ジョージ・ケナンを訪ねたとき、ケナンはケーディスに向かって「あなた方は日本を共産主義にしてソ連に進呈しようとしていたのだという噂もありますよね」と言っています。

 弁護士の南出喜久治氏によると占領憲法(GHQ憲法)には運用を含めてマルクスエンゲルスの「共産党宣言」のいう極度の累進課税相続税によって私有財産を全部没収し、国有化をはかるという政策をそのままやっていると指摘しています。納税の義務には上限がなく累進課税で再配分をやっています。2代、3代相続したら借金だけ残ってなにもかもなくなってしまうので農地相続は壊滅的な状態になっており、このままでは日本の農業はつぶれると述べています。
 また、相続の遺留分(相続財産の一定割合を取得しうるという権利)というのも戦後マルキスト民法学者がGHQの目を盗んで滑り込ませたそうで、家族を破壊していることにつながっています。農地を長男が跡継ぎでついでも兄弟たちが遺留分を請求してくる。農地を売ったり、家族の関係も悪くなります。私の祖父のケースがそうで、祖父は親兄弟の面倒を全部みたにも関わらず、曽祖父が亡くなったとき、祖父の兄弟らは相続分を請求してきました。私の母はそれを見て「恩知らず!」と言って怒っていました。

 浅草の老舗が代々の相続で小さな店にまで縮小してしまった、というのを何かで見た記憶があります。伝統文化の継承もままなりません。日本庭園をもった古い屋敷などもなくなっていっているでしょう。私の祖父の日本風庭園(たいしたものではないが)のあった家はもうありません。なんらかの条件をつけてでも良いから「家督相続」というのを復活させねば伝統、文化は失われていく一方です。

 GHQ憲法は伝統、文化、家族らを破壊し、共産革命に導くために作られたものであり、年月をかけて日本を破壊しつつあります。



参考文献
 「渡部昇一の昭和史(続)」渡部昇一
 「日本国憲法無効宣言」渡部昇一南出喜久治 共著
参考サイト
 WikiPedia憲法研究会」「チャールズ・L・ケーディス」
 
添付写真
 カール・マルクス(PD)

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