やっぱり偏向報道 〜 口蹄疫


 朝、車を運転していてフジテレビの音声を聞いていましたが、小倉アナが出ている8時からの番組の冒頭でとうとう口蹄疫の報道をやっていました。この報道を聞いていて「やっぱり」という感じです。
 感染ルートに話が及ぶと小倉アナは「香港」は口にしましたが、「韓国」は言いませんでした。感染ルートはどうしても言及しなければならないので、「香港」なら中共のイメージとは離れているのでいいやすかったのではないか。香港と韓国のどちらかは特定できない旨、フジでも報道していたはずです。驚いたことに共同通信も報道していましたが、見出しは「香港」のみ。

口蹄疫、香港型と99%以上一致 英国研究機関で確認 



 宮崎県で流行している牛や豚の口蹄疫のウイルスの塩基配列が、香港で今年確認されたものと99・22%一致していることが、10日までに明らかになった。
 農林水産省が英国の家畜衛生研究所にウイルスの解析を要請していた。香港のほか、韓国のウイルスとも98・59%一致することも判明した。
 農水省は「ウイルスの一致率だけでは、感染源や感染経路については何も言えない」としているが、一致率の高さは、口蹄疫がこれらの地域から何らかの経路で日本に入ってきた疑いをあらためて強める結果となった。
 農水省は今月2日にも、宮崎で見つかったウイルスが香港やミャンマーのものと類似していると発表していたが、塩基配列の一致率や、韓国の型とも近いことが分かったのは初めて。
 ウイルスは感染を繰り返すうちに少しずつ塩基配列を変えていくため、配列が近ければ近いほど共通の感染源から枝分かれした可能性が高いことを示す。
2010/05/10 12:03 【共同通信
http://www.47news.jp/CN/201005/CN2010051001000234.html

 さらに番組では10年前にも口蹄疫があったことを名前は知りませんがコメンテーターが述べていました。しかし「あのときは被害は小さかった」とこれだけ。10年前の対応と今回の対応の違いについては述べませんでした。10年前は自民党政権が迅速に対応したが、今回は民主党政権の対応が遅れて被害が拡大したのを言いたくなかったのではないか。普通なら知事の東さんの苦悩に乗っかって政府を叩いているところでしょう。結局、風評被害の懸念をやたら強調して終わってしまいました。そんなものは鳥インフルエンザで国民は経験済みです。
 
 先日、私が書いた記事では鳩山政権の「政治主導」によって官僚が動けなかったのではないか、と述べましたが、自民党谷垣総裁からも「農水省には10年前のノウハウがあったはずなのに初動が極めて遅かった。政治主導という名のもとに、官僚が指示待ちになっているのではないか」と述べていました。
’10参院選さが:各党の動き活発に 自民、谷垣総裁招きセミナー /佐賀 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100510-00000177-mailo-l41
 
 どうやら政府の報道規制、あるいはマスコミの「報道しない自由」という暗黙の報道統制があることは間違いなさそうです。一応、昨日のまとめ。
 
 
1.10年前との比較で民主党政権に不利になる

 10年前の自民党政権下で同問題が発生したときは迅速な対応が行われています。(35頭の殺処分で収束)ですので、大々的に報道されると参院選が危なくなる。マスコミも昨年の選挙で民主党を応援した手前、今回の参院選民主党に大敗まではさせたくない。

2.中韓が絡んでいる

 フジテレビでは報道しましたが、韓国か香港が感染経路の可能性が高く、中韓に媚びる民主党政権、マスコミが報道を差し控えている。

3.仕分けが絡んでいる

 仕分けで内閣支持率を維持した実績があり、マスコミも仕分けを大々的に報じて視聴率をとった実績がある。仕分けが絡んで対策が遅れていることは国民に知られたくない。
 



広島ブログ クリックで応援お願いします。