日本のパスポートの実力

 台湾出身の評論家・金美齢さんは日本国籍を取得しました。自身の子供たちには早くから日本国籍をとらせたものの自分たち夫婦は台湾籍(中華民国)のままでした。しかし、2008年の民進党の敗北により、これまでの努力や矜持、そういうものが一気に弾けたような気がした、と述べています。

 金さんは「日本のパスポートはミシュランガイドの星三つより実力がある。五つ星といえる価値がある」と述べています。中華民国籍だったときはビザを取るのに非常に苦労されており、外国で足止め食った時「どうして真面目に生きてきた私が、こんな屈辱的な目に遭わされるのか」と思ったそうです。

 上智大学名誉教授の渡部昇一さんは50年前にアジアアフリカ学生会議に日本代表として参加したときのこと、当日にもなってこない国があったそうで、国境からなかなか先に入れなくて足止めを喰らっていたのだそうです。鉄のカーテン下のブタペストで開催された書物の学会に参加すべく、入国審査をすると他の国の人は手荷物の中まで調べられているのに、自分はパスポートひとつでどこでもスイスイと通れたと述べています。前述の金さんは「日本人はパスポートのありがたみを知るべきです。そのありがたみがわからない人は『国家』というものがわからないでしょう」「日本という国に生まれたことを日本人は感謝すべき」と述べています。

 先人たちの知恵と努力によって築かれたこの国は世界に冠たるものです。目先を見れば経済大国、技術大国としての日本があります。日本独自の優れた文化も評価されていることでしょう。民度の高さも評価されているでしょう。そして日露戦争大東亜戦争で白人とがっぷり四つで戦い、「カミカゼ」を生んだという歴史も世界は畏敬の目を持っていることでしょう。ローマ法王と並ぶかそれ以上の権威である天皇陛下の存在も大きいでしょう。

 国内に目を向けてみれば長寿の国でで娯楽もあり食べ物もある。教育も充実しており、セーフネットも生活保護年収約300万(障害2級、3人家族の場合)と充実しており、障害者福祉も充実しています。そして世界一治安がよい国です。マスコミのいう犯罪の急増、凶悪化、低年齢化は統計を見ればウソということがわかります。保険証さえあれば自己負担3割ですむ健康保険制度は世界でも珍しい優れたものです。月額自己負担が8万円超えればストップするシステムもすごい。

 マスコミは悲観論、自虐説ばかり流してウケを狙います。「格差」だ、「貧困」だ、姥捨て山だ、学級崩壊だ・・・等など。NGOセーブ・ザ・チルドレン調査(07年)「子どもの発達指標」137カ国中1位。「環境的にすみやすい国」(米リーダーズダイジェスト調査)12位、英BBCの「高感度を持てる国」常時ベスト3入り・・・いいことは一つも報道しません。
 
 「国というものがわからない」というトボけたことをいう総理大臣や地球市民などとほざくような輩、国旗掲揚、国歌斉唱に反対するあんぽんたん日本国籍を捨ててみるといいでしょう。日本国家の良さ、ありがたさが良くわかるでしょう。



参考文献
 ワック出版WiLL2010.3「国家とは何か、国民とは何か」渡部昇一金美齢
 「戦後の日本人の忘れ物」金美齢
 小学館SAPIO」2009/7.8
  『なろうと思えばホームレスにもなれることこそ日本の”豊かさ”だ』日下公人
  『犯罪、急増、凶悪化、低年齢化、はマスコミの嘘』浜井浩一
  『生活保護の年収300万は果たして弱者に厳しい国だろうか』SAPIO編集部

添付画像
 日本のパスポート(Eurodollers氏撮影)

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