韓国の狂気の民族意識

「日本の植民地時代に民族の解放のため犠牲となった独立運動家たちが建国の主体になることができず、あろうことか、日本と結託して私腹を肥やした親日勢力がアメリカと結託し、国を建てたせいで、民族の正気がかすんだのだ。民族の分断も親日勢力のせいだ。解放後、行き場のない親日勢力がアメリカにすり寄り、民族の分断を煽った」

 ソウル大学教授の李 榮薫(イ・ヨンフン)氏によるとこれが現在の韓国の認識のようです。こうして強烈な民族意識は歴史を捏造歪曲し、民族自尊史観を作り上げていきます。

 民族の戦った歴史を捏造し、そこに誇りを求めます。天安の独立記念館には「独立戦争館」というのがあり、ジオラマ独立戦争の戦闘場面が再現されています。

 小学校国定教科書
「(大韓民国)臨時政府は日本に宣戦布告して、連合軍と連絡を取りながら独立戦争を展開していった。わが民族の独立の意志が広く知られると、世界の強大国もわが国の独立を約束せずにはいられなくなった」

 わが韓民族は戦って独立を勝ち得た、ということにしたいのですね。そうだったらいいのにな、という願望を歴史の事実として捏造してしまったのです。臨時政府があったのは事実で、宣戦布告したのも事実ですが、独立戦争などやっていません。宣戦布告も意味のあるものではなく、サンフランシスコ条約に参加する資格さえありませんでした。

 人文系高等学校世界史
「倭族(日本のこと)は大概東北アジア系統の族属と南洋族そしてアイヌ族の雑種だった。彼らは一時代には今日の九州と本州西部にかけて部落諸国家を成していた。彼等のなかで特に大陸に近い部落に住む倭人三韓から文物を受け入れ、再びわ三国時代に至り、倭人は主に百済を通じ漢字と仏教徒各種技術の同文物を受け入れた」

 高等学校世界史
「我が国の農業技術・漢字・暦法・仏教を日本に伝えてやったので大和政権はこれを活用し、国家の体裁を整えていった。日本の文化は新石器時代から我が国と中国の影響を受けて成長した」

 要するに日本は遅れた雑種部族だったが、韓民族が文化を教えてやったんだ、と言っているわけです。日本は8世紀には「日本書紀」などの正史を持ちますが、朝鮮では12世紀からです。日本には古典文学「源氏物語」「万葉集」などがありますが、朝鮮にはない。「源氏物語絵巻」「鳥獣戯画」のような絵巻物もない。国風文化というものが存在しないのです。李朝時代の小説は225種類あるそうですが、朝鮮を背景とした作品はたった71種でしかもそれは主人公が朝鮮出身のもので、物語の舞台が朝鮮であることを明示したものは21種類なのだそうです。ほとんどは支那人が主人公で、舞台は支那です。

 ソウル大学教授の李 榮薫氏は「生産と市場における信頼と法治と国家の歴史こそ真正な歴史である」として民族史のみに焦点をあてた現状に苦言を呈しています。やはり識者としてここまで歴史を捏造歪曲されているのを見ると危機感を覚え、弾圧されてでも警鐘をならしたくなるでしょう。



参考文献
 「大韓民国の物語」李 榮薫・著 , 永島 広紀・訳
 「歴史通」WiLL7月『韓国の偽史倭人伝』八木秀次
 オークラ出版反日マスコミの真実2010」『嘘ばかりの韓国歴史教科書』古田博司

添付画像
 三国時代朝鮮半島(Evawens氏作)


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