仕分け劇場の誤算?

 私は普段TVは見ないのですが、朝は車を運転するので、音声を聞いています。昨日、フジテレビだったと思いますが、仕分け劇場について小倉さんが怒っていました。五輪選手の強化予算がカットされたからです。たしか目覚ましTVでも報じていました。日本の強化費は外国に比べてかなり少なくシンガポールは日本の約10倍と言っていました。メダルの数も予算に比例するそうです。

 仕分け劇場は財務省のマニュアル通りにやっているようですが、おっとっと、マスコミの逆鱗に触れたようです。マスコミは五輪で稼いでいるのですから。劇場関係者はとんだ誤算だったでしょう。
 お役所は民間と違って競争が無いので、予算がズサンで合理性がなく、ムダが多いのは想像できます。しかし、今のやり方はどうでしょう。

選手強化費など「削減」 JOCが民主に陳情へ

11月26日20時41分配信 産経新聞

 政府の「事業仕分け」で選手強化費など国庫補助金による約27億円が削減対象とされたことを受け、日本オリンピック委員会(JOC)の市原則之専務理事は26日、日本体育協会などと連係して民主党に再考を促す陳情を行う考えを示した。

 民主党では、スポーツ予算を審議した蓮舫参院議員ら4人が「事業仕分け」の窓口。市原専務理事は「選手強化が本当にムダなのか。スポーツ界としては一銭でも多くほしい」と話し、来週中にも民主党や所管する文部科学省鈴木寛副大臣に実情を訴える考えだ。

 JOCは政権交代の余波で与党とのパイプを失ったため、週明けにも幹部会を開いて民主党との関係構築などを協議。市原専務理事はアーチェリーの山本博日体大教員)、フェンシングの太田雄貴(森永製菓)ら五輪メダリストの名を挙げ、選手が強化費削減に反対の声を上げることが望ましいとも指摘した。

 また、指導者養成事業などを削減対象とされた日体協も、各都道府県体協を通じ、現場から幅広い反対意見を文科省にメールで送るよう呼びかける方針。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091126-00000605-san-pol

 国家戦略なき仕分け人はロンドン、リオで日の丸が揚がらない光景をどう見るでしょうか。「自分は財務省のマニュアル通りやっただけ」と言って責任逃れはしないでいただきたい。


広島ブログ クリックで応援お願いします。