ジパノフォビア

 教育学博士の若狭和朋さんは16世紀に最盛期となった「太陽の没することなき帝国」スペイン大帝国はイスパノフォビア(スペイン嫌悪)という自虐に陥り凋落していったと述べています。

イギリスを自慢しているやつはイギリス人だ。
ドイツの悪口を言っているやつはフランス人だ。
スペインの悪口を言っているやつはスペイン人に決まっている。

 イギリスやオランダがスペインに対してプロパガンダ攻撃をしたためスペイン人は自虐に陥っていったのです。以下、プロパガンダの一部です。
「彼ら(スペイン人)は村々へ押し入り、老いも若きも、身重の女も産後間もない女もことごとく捕らえ腹を引き裂き、ずたずたにした」
「彼らは、誰が人たちで身体を真っ二つに斬れるかとか、誰が一撃の下に首を切り落とせるか・・・賭けをした」
「漸く足が地につくぐらいの大きな絞首台を作り・・・13人ずつその絞首台につるし・・・生きたまま火あぶりにした」

 こうしたプロパガンダによってスペイン人は自信を喪失し、自己嫌悪に苦しみ、自虐に親しみ、寂しく自国を嘲笑する国民になってしまったのです。
 これは現在の日本人にも言えることで、GHQのウォー・ギルト・インフォメーション・プログラムによって日本は侵略国家だった悪いことをした国だと教えられており、捏造の歴史で内外から攻撃されている通りです。「南京虐殺」「従軍慰安婦」「強制連行」・・・

 以前、「フランクフルト学派」の記事を書いたとき、こんなブックマークコメントが入っていました。
《「誇りある日本、美しい日本へ」最近そういう人は発見即非表示にしています 》

 日本に誇りがもてない、ジパノフォビア(日本嫌い)の例といえます。案外多くいると思います。普通に生活していくと学校教育やメディアのせいでそうなると思います。

 上智大学名誉教授の渡部昇一さんも著書の中で警告を発しています。
「日本人は日本人自身の目で日本の歴史を見るのではなく、占領軍あるいは復讐意識で凝り固まったチャイニーズ、コリアンたちの目で歴史を見るように仕向けられた・とりわけそうした"色眼鏡”をかけさせられ反日的日本人になったのが、日教組の手で戦後教育を受けた世代の人たちです。」
 渡辺昇一さんの娘さんはジュネーブ日本人学校で教えているそうで、日本の外交官や商社マンの子弟が大勢きています。ある日子供の作文にこんなことが書いてあったそうです。

「日本がアメリカから原子爆弾を落とされたのは自業自得だと思います。」

 おそろしきジパノフォビアですね。英国も植民地を失い国民が自虐に陥ったときがありました。米国もベトナム戦争で負けたときに自虐に陥ったときがありました。どうやって立ち直ったかというと教育改革でした。しかし日本の現政権は日教組がバックにいるため、教育改悪しかできないでしょう。総理大臣が「日教組とともにこの国を担っていく」と言っていますが・・・この国の行き先は何処ですか?



参考文献
 「続・日本人が知ってはならない歴史」若狭和朋著
 「日本を賤しめる『日本嫌い』の日本人」渡部昇一
参考サイト
 WikiPedia「スペイン」


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