チベットと同様に日本を侵略せよ!大中華侵略思想

 1995年、中共李鵬首相はAPECでオーストラリアのキーティング首相(当時)に「日本などという国は40年後には消えてなくなる」と発言しました。


北京週報(1989年2月21日)チベット独立論に反論する


 周知のように中国は昔から一つの多民族国家である。(中略)いまの中国は中国領土内に生活する多民族(現在生活している民族および歴史上存在していた民族含めて)がともに築き上げたものである。
 元朝の中国統一は、中国各民族人民の政治、経済、文化の発展に大きく貢献した。蒙古族の支配者が中国統一のために進めていた国内民族統一戦争を、外国民族による征服と考える観点が間違っているのは、中国が多民族国家であるというこの基本的な歴史的事実に背を向けているからである。蒙古族が中国を統一して元朝を建立したことは、その後満州族が中国を統一して清朝を建立したのと同様に、いずれも中国国内の支配民族の交代であり、蒙古人または満州人が「中国を征服した」という問題は存在しないのである。

 途方もない漢民族歴史観、国家観です。かつて1911年の辛亥革命のときは中華民国漢人の植民地支配からの解放を目指しましたが、清朝の版図を継承するため「中華民族」という概念をつくったのです。そしてそれをもとに侵略を正当化してきたのです。中共社会主義イデオロギーから民族主義は否定しましたが56もの民族を統合、融合する必要に迫られ、大中華民族主義を掲げています。

 大中華民族日本民族は含まれていません。が、ちょっとここで志賀島で発見された「金印」のことを考えなければなりません。「漢倭奴国王」と刻まれていますが「倭」はコビト、「奴」は奴隷のことです。これは冊封体制というのがあり、周辺諸国の王がシナの朝廷に貢物を納め皇帝から王に封じてもらい、その権威で国を治めていたものです。古代日本もその例外でなく、起源57年に朝貢して印綬を与えられたものがこの金印です。そしてその冊封から脱却できたのは聖徳太子の優れた外交戦略によるものです。ここで初めて日本は「天皇」という言葉を使います。

 従って中共の途方もない侵略の正当化を考えれば日本は歴史的にシナに隷属していた時期があり、大中華民族の僕になるのは正当化されてもおかしくない話なのです。中共の要人は来日するたびにわざわざ九州の福岡市博物館に金印を見にいきます。冊封関係の歴史を確認しているのです。1992年に天皇陛下に印章を贈呈しようとしたのも冊封関係をなぞらえたからです。

 「日本などという国は40年後には消えてなくなる」というのは中共のたわごとではないのです。かれらの考えていることは大中華侵略思想です。そして日本は徐々に侵略されてきています。シナのことを「中国」と呼ばされていることは既におかしいでしょう。東夷、西戎、南蛮、北狄の野蛮人を教導するのが「中国」です。東夷は日本です。政府が進めようとしている「外国人参政権」「1000万人の移民」・・・中共国籍者が日本の内政に干渉するということです。日本国民の誰が喜ぶのでしょうか。夫婦別姓中共への同化の一つです。日本の主権を国連に移譲、共有するなども国連の拒否権は中共が持っているのです。東アジア共同体も大いに危険です。これらがテレビで報道されないこともわけがあります。我々はこうして日本が侵略されていることに気付かなければなりません。放置すればいずれ日本もチベットと同じ運命をたどります。



参考文献
 「アジアの試練 チベット解放はなるか」櫻井よし子編
   『胡錦濤への聖火は許せない』櫻井よし子
   『シナ人は如何にして侵略主義者となったか』酒井信彦
 「日本の植民地の真実」黄文雄
 「天皇論」小林よしのり
 「続・日本人が氏ってはならない歴史」若狭和朋著
参考サイト
 WikiPedia中華思想


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