列強が支持した日韓合邦

 日韓合邦は日本帝国主義が武力による強制だったというのは真っ赤なウソであり、韓国は一進会という韓国民衆のエネルギーを結集した知識人たちの政治団体があり熱烈に日韓合邦を望んでいたのに対し、日本は巨大なお荷物を抱えることに躊躇していました。
 当時は合邦国家というのは主流でありオーストリア・ハンガリー帝国チェコスロバキアなどがあります。日韓合邦もなんらおかしな話ではなく、植民地の形態でもありません。
 また日韓合邦をイギリス、アメリカ、ドイツ、フランスなどの列強がすべて賛成しています。事大主義の韓国にあっちつきこっちつきされたのでは大陸が安定しません。決定的なのはハーグ密使事件でしょう。1907年(明治40年)に大韓帝国がオランダのハーグで開催されていた第2回万国平和会議に密使を送り、自国の外交権保護を訴えるも国際社会から完全に拒絶されています。
 米国もルーズベルト大統領は「長い間海上に遺棄され航海に脅威を与える船にも似た韓国が、今や綱をつけて港に引き入れられ、しっかりと固定され」と肯定しており、小村寿太郎外相に「将来の禍根を根絶させるためには保護化あるのみだ。それが韓国の安寧と東洋平和にとって最良の策である」と語っています。イギリスの外相ランズダウンも独り立ちできない韓国が日本の保護下に置かれることは当然だ、と語っています。第二次日英同盟では「グレートブリテンは日本が利益を増進するため、正当かつ必要と認める指導、監理および保護の措置を韓国において執る権利を承認する」と記されています。清もロシアも何の異議も唱えず何の抗議声明も行っていません。
 韓国の国家財政は完全に破綻しており、列強からの借金は莫大な額になり返済のあては全くなく、帝国主義の時代にあって、政治、経済、社会、文化、教育、衛生、すべての分野においてどうしようもないところまで陥っていたのです。日本が韓国を植民地支配したというなら収奪の対象になる財貨、物産がなければなりません。しかし、韓国には道路はない、鉄道はない、港湾はない、橋はない、破壊されたハゲ山、堤防のない河川、野放しの農地、破壊された自然しかなく、これらを回復させるために何十年と日本国民の血税を充てなければならず、逆に日本が収奪されていったのです。



参考文献
 「日本の植民地の真実」黄文雄
 「日本人が知ってはならない歴史」若狭和朋著
参考サイト
 WikiPedia「ハーグ密使事件」

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