「高齢者は働くことしか才能ない」マスコミが発言要旨を載せた

 先週、麻生総理が「高齢者は働くことしか才能ない」と言ったとして野党が批判したようですが、さすがにマスコミももうこんなトリミングは通用しないと思ったのでしょうか。発言趣旨を載せるようになっていました。あるいは麻生バッシングの目的達成の余裕からでしょうか。

麻生首相>「高齢者は働くことしか才能ない」 野党が批判
7月25日20時31分配信 毎日新聞

 麻生太郎首相は25日、横浜市内で開かれた日本青年会議所(JC)の会合で「日本は65歳以上の人たちが元気」としたうえで、「元気元気な高齢者をいかに使うか。この人たちは皆さんと違って、働くことしか才能がないと思ってください」などと述べた。高齢者にも働いてもらい活力ある長寿社会を作ろうとの持論を述べたとみられるが、誤解を受ける表現に野党から批判が出ている。

 首相は「80歳過ぎて遊びを覚えても遅い。60過ぎて、80過ぎての手習いなんて遅い」とも発言。「働ける才能をもっと使い、その人たちが働けば、その人たちは納税者になる」と語った。

 この発言に関し、首相は同日夜、仙台市内での講演で「私の意図が正しく伝わっていない。私が申し上げたいのは、元気で活力ある高齢者が多いということ。この方々には、社会参加をしてもらって、働ける機会を与える。それが活力ある明るい高齢化社会なんだと申し上げている」と釈明した。【影山哲也】

 ◇麻生首相発言要旨

 麻生太郎首相の25日の高齢者に関する発言要旨は次の通り。

 日本は65歳以上の人たちが元気。65歳以上の人たちで、働ける健康な人、いわゆる介護を必要としない人は実に8割を超えている。

 元気な高齢者をいかに使うか。この人たちは皆さんと違い働くことしか才能がないと思ってください。働くということに絶対の能力がある。80過ぎて遊びを覚えても遅い。遊びを覚えるなら青年会議所の間ぐらい。そのころから訓練しとかないと。60過ぎて、80過ぎて手習いなんて遅い。

 働ける才能をもっと使い、その人たちが働けるようになれば、その人たちは納税者になる。税金を受け取る方ではない。行って来いで、日本の社会保障は違ったものになる。どうしてそういう発想にならんのか。明るい高齢化社会、活力ある高齢化社会。これが日本の目指す方向だ。活力ある高齢化社会の創造に成功したら、世界中、日本を見習う。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090725-00000076-mai-pol

 もう国民は気づいており、政治家の失言報道にはうんざりしてきており、その政治家の芯の部分を見ようとしています。マスコミが政治家の発言をトリミングして印象操作したり、政治家の功績を隠すところに疑問を持った国民がネットを通じて政治家の芯の部分を報じるようになっています。もちろん、言葉をつまんで揶揄するネットユーザも大勢います。

 麻生総理の芯の部分には「労働は美徳」とする日本人の心があります。天照大神は畑仕事をしたり、機を織って働いており、日本人は働くことはいいことだと思っており、それが日本の底力だと言っています。今の日本人は労働は義務という縛りのようなものとしてとらえ、余暇、遊びを大切にする生活スタイルが良いことだと思っている人が多いと思います。麻生総理の芯に気がつけば今の日本人の心が歪んでいることに気がつくと思います。


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