韓国の神話の創造

 大韓民国臨時政府は中国の諸地域に散在して戦った独立軍を一つに集めて光復軍を組織した。そして、日本の軍隊に強制徴用されたが脱出した青年たちも、光復軍に移って来た。/光復軍は祖国の独立を取り戻すために、きびしい訓練をしながら時期を待っていた。/ついに日本が第二次世界大戦を起こした。そこで、臨時政府は日本に宣戦布告して、連合軍と連絡を取りながら独立戦争を展開していった。わが民族の独立の意志が広く知られると、世界の強大国もわが国の独立を約束せずにいられなくなった。/このように民族全体が国の内外で力を合わせて日本に抵抗したので、ついに私たちは光復を迎えることができた。

韓国教育開発院編、1997年3月、石渡延男訳「世界の教科書シリーズ3 わかりやすい韓国の歴史【新装版】−国定韓国小学校社会科教科書」明石書店、2001年

 韓国には独立戦争館、臨時政府館という展示館があり、独立戦争の戦闘場面が再現されているそうです。実際には大韓民国臨時政府はテロ活動しか行っておらず、日本軍と交戦していません。日本に対して宣戦布告していますが、連合国として認められたわけではなく、戦後のサンフランシスコ講和条約にも参加資格がありませんでした。韓国の独立は戦後連合国から与えられたものです。
 韓国では伊藤博文を暗殺した安重根が英雄になっています。しかし、伊藤博文日韓併合に反対の立場であり、結果、日韓併合を加速させてしまっています。さらに言うと伊藤博文が死亡したのは安重根の銃弾ではありません。このテロリストをどう解釈すれば英雄になるのでしょうか。

 なぜ、このような神話を作るのか、それは戦って苦労して独立を勝ち取ったことにして民族の誇りを保ちたいがためでしょう。戦った歴史というのは重要なのです。しかし、ウソはバレますからこの神話は崩壊していくでしょう。


参考サイト
 Wikipedia大韓民国臨時政府
参考文献
 「歴史通」WiLL別冊 7月号
 SAPIO 2009 7/8
 オークラ出版「拉致と侵略の真実」
 「続・日本人が知ってはならない歴史」若狭和朋著

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