田母神氏、8月6日広島で講演予定

 前航空幕僚長の田母神氏が8月6日に広島で講演予定との記事がありました。


田母神氏、8月6日広島講演
 歴史認識に関する政府見解を否定する論文を発表して更迭された田母神(たもがみ)俊雄・前航空幕僚長原爆の日の8月6日、広島市内で「ヒロシマの平和を疑う」と題して講演する。持論である日本の核武装の必要性についても言及するという。
 講演は午後6時から、中区基町のメルパルク広島で。主催する日本会議広島は「原爆殉難者に追悼の祈りをささげる特別な日。戦後日本の運命を決定づけた象徴的な日をあえて選び、真の平和を考えるイベントを企画した」と説明している。
 田母神氏は現在、全国を講演して回り、広島県内では呉市廿日市市を訪れている。中国新聞の取材に対し「核兵器は絶対に使われることのない兵器だが、持つか持たないかで国際的な発言力が全然違う。日本のために核武装するべきだと考えており、講演ではそこに触れることになると思う」と話している。
 広島県被団協の坪井直理事長(84)は「言論の自由はあるにしても、核兵器廃絶を目指す被爆者の思いとは相いれない。あえて8月6日に広島でやるとは」と不快感を表している。
 講演会の問い合わせは日本会議広島=電話082(831)6205。
中国新聞ニュース http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200906230053.html

 広島で波紋を呼んでいるようです。広島ブログを見ると論調はだいたいこんな感じです。「原爆で苦しんでいる人がいる」「8月6日とは広島を侮辱している」「核は使わない兵器と言い切れるのか」「核抑止論は時代遅れ」
 一応、冷静な意見も見受けられ、「新聞やテレビのニュースではなく、直接聞いて自分の論を言うべき」というのもありました。なかには、講演に出席した政治家、会社の役員の名前を公表すべきというのもありました。沖縄と同じで全体主義的で広島論調に合わないものを排除する文化が垣間見えます。

 私は広島で生まれ育ったため、広島論調は知っているつもりです。しかし社会人になって東京へ出てきたので、それ以外の考え方も聞いてきているつもりです。最近では近代史に鍵があると考え勉強しています。広島人は広島的な一方向から物事をみるのではなく、他方向からも見なければならないと思います。田母神氏の主張を実際によく聞いてみるべきです。

 個人の考えとしては核兵器はなくなりません。世界が一斉のせ!で核を捨てれるわけがありません。もし出来ても違う威力ある兵器を開発します。軍縮をしてもそれは他方の軍拡を意味しますから徐々になくしていくこともできません。人間の本質である「争い」はなくせません。だからコントロールするしかないのです。
 現状のアジアの情勢を見ると日本は核兵器を持たざるを得ません。中共北朝鮮は日本にミサイルを向けています。北朝鮮が米国本土への長距離ミサイルを完成させたら、抑止力が効いて朝鮮半島の有事に米国は介入できなくなります。そうすると北朝鮮は間違いなく、韓国と日本を攻撃します。日本は攻撃されないため、核兵器による抑止力を持たなければなりません。日本の憲法九条は何の抑止力にもなりません。そんなもの北朝鮮は知りません。


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