労働を美徳とする日本文化を輸出する麻生総理
麻生総理は「日本人の底力のひとつは労働を美徳とするところではないか」と語っています。
旧約聖書と古事記の違いと言っています。旧約聖書は神が人間に罰を与えて働かせた。だから七日目に安息日がある。それに対し、古事記は天照大神自ら畑に出たり機を織って働いています。神様が働いているのだから、働くことはいいことだと日本人はずっと思ってきているというものです。調べてみるとキリスト教、ユダヤ教、イスラム教には安息日がありますね。余暇を中心に考えるのが欧米風であり、日本人は働きすぎだと非難された頃もありましたが、どうでしょう。
麻生総理はパレスチナ問題に取り組んでいますが、労働を美徳とする考え方が表れていたと思います。麻生総理はパレスチナ問題を宗教の問題というより根本的には「貧困と絶望」と捉え、そして日本の農業やインフラ技術、資本、流通ノウハウによって解決しようとしています。2007年の3月に日本、ヨルダン、パレスチナ、イスラエルの4カ国で四者会談を実現しています。
「パレスチナさん、いつまでも義援金だけでは国がなりたたんだろう。」
「パレスチナもイスラエルに習ってまずは農業国家として経済的自立を果たしてみる気はないかね。」
「ノウハウは日本が提供する。約束してもらいたいことはたった一つだけ。」
「日本人なみに働くこと。どうだ、できるかい?」
日本人が自然に感じている労働を美徳とする考えを麻生総理は中東へ輸出しているのです。
もし、このプロジェクトで中東に平和がもたらせれば人類の歴史に刻まれる大変な功績になるでしょう。
参考文献:「日本人の覚悟」日下公人著
動画サイト「中東に平和と繁栄の回廊を描け 〜 麻生太郎の挑戦」
http://www.youtube.com/watch?v=pZWOFKfEBXE
麻生公演をテキスト化しているブログ「ぼやきくっくり」
http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/log/eid654.html
【外務省】イスラエルとパレスチナの共存共栄に向けた日本の中長期的な取組:「平和と繁栄の回廊」創設構想
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/18/rls_0713b_3.html