歴史を捏造する中共の「政治掛帥」という言葉

 中共では「政治掛帥」という言葉があります。政治がすべて優先されるというものです。したがって歴史は政治の都合のいいように書き換えられます。日本では歴史は史実是求です。まったく考え方が違うわけです。
 南京虐殺などが良い例です。歴史を少し勉強すれば完全なでっち上げであることはわかります。しかし中共にとって実際あったかどうかはどうでも良いのです。政治が優先するのです。

 サーチナ中共人のブログが載っていましたが、米国人に「中国人はずっと、日本人は南京大虐殺で中国人を大量に殺害したと言っている。この大虐殺は2―3カ月もの間続いたと言っているが、その間中国の軍人はどこにいたのか?2カ月も続いていたとすれば、どこにいても駆けつけることができたはずだ。日本軍人はわずかに5000人だったそうだが、中国軍はなぜ南京の市民を守らなかったのか?」と聞かれて呆然としています。そして調べたが、その間、国民党軍も共産党軍も何をしていたか何も出てこなかったそうです。そうです政治のためにその部分の歴史は抹殺されているのです。

 中共では自国の歴史も捏造、歪曲、抹消します。サンケイの記者が自宅近くの理髪店で、21歳の女性美容師と雑談していたときのこと。河南省滑県の出身という彼女に「趙紫陽共産党総書記の出身地ではないか」と言ったところ誰かわからなかったそうです。趙紫陽は現在の胡錦濤国家主席と同じように、毎日のように新聞とテレビのトップニュースに登場していた人で天安門事件後に失脚した人です。この人の歴史は中共から綺麗に抹殺されているようです。

 中共では弁偽学という学問があり、何がウソで何が正かを研究する学問です。中共の正史(官書)というのはすべて偽史の書であるといえます。魏志倭人伝邪馬台国の歴史を探っても意味はないかもしれません。

 中共では歴史だけではなく、世論も政治優先で造るものです。今年の4月に中国共産党の宣伝担当のドン・李長春政治局常務委員〔党内序列NO5〕が来日して日本のマスコミに対して「良好な世論をつくるように努力してほしい」と発言したのは記憶に新しいことです。「世論は造られるものではなく、造るもの」なのです。


参考サイト
【中国ブログ】南京大虐殺の際、中国軍は何処で何をしていた?
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0522&f=national_0522_003.shtml
【外信コラム】北京春秋 封印された歴史
http://sankei.jp.msn.com/world/china/090105/chn0901050250000-n1.htm

参考文献
「日本人が知ってはならない歴史」若狭和朋著


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