漁船衝突ビデオに何が映っているのか
漁船衝突ビデオが非公開となっていますが、ここまで固執するのはなぜでしょうか。
漁船衝突ビデオ 公開先延ばし・責任押し付け…政府、国民無視の対中配慮 産経ニュース 2010.10.8 23:55 沖縄・尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件の際に海上保安庁が撮影したビデオ映像の扱いについて、政府・与党は公開の先延ばしと責任の押し付け合いを続けている。ビデオを国民に公開せず、国会議員の一部に限って開示する案も検討中だ。菅直人首相は8日の参院代表質問で「外交の方向性を決めるのは国民」と語ったが、そのための判断材料は、いまだに提供されていない。(阿比留瑠比) 「捜査当局において適切な判断がなされると思う」 代表質問で首相は、ビデオ公開について、人ごとのような答弁を繰り返した。 なぜ政府はビデオ公開に及び腰なのか。 そこには、準大手ゼネコン「フジタ」の社員1人がまだ中国にとらわれていることや、関係改善の兆しが見えてきた中国を刺激したくないとの思惑がある。 |
「ビデオを公開したら大変なことになる。日中関係改善は2、3年遅れる。温存した方がいい」「あれは公開してはいけない。あれを見たら『中国人ふざけるな』と国民感情が燃え上がってしまう」「ビデオを出したら国民は激高するだろうな」と述べており、よほど悪質な行為が映っているようです。普通に考えると中共の漁船が海保の船に体当たりの様子がバッチリ映っていると思われますが、ネット上では「海上保安庁の乗組員をロープで縛り上げて海に突き落とした」という情報が入り乱れて流れています。もし、本当だったら大変なことです。
情報源と思われる西村眞吾氏のブログを覗いてみました。http://www.n-shingo.com/cgibin/msgboard/msgboard.cgi?page=547
トイタ芳行さんという方の演説の中に「現場の巡視船の乗組員は、耐えに耐えて頑張っているんです。乗組員が中国漁船に乗り移って調べようとすると、彼らは、日本側が武器を使わないのを知っているので、海上保安庁の乗組員を多数で縛り上げて海に突き落としたりするのです」とありますが、今回の漁船衝突事件でこういうことが行われたとは言っていません。今回の話でなくても大変な事ですが・・・こういう事実は隠蔽されてきたのですね。
いずれにしても真実を隠すのは将来にわたり禍根を残すことになります。そういうことは絶対やめたほうがいいです。公開すると一時的にマイナス面は出るでしょうが、少し長い目で見るとそれがベストになるでしょう。公開しないのは政権にダメージを与えるからでしょう。国民のためではない。
添付画像
尖閣諸島 「国土画像情報(カラー空中写真) 国土交通省」より