民主党は既に立ち往生か

5分でわかる民主党マニフェスト(2009年衆院選)総点検 〜財源が足りない!赤字国債増発するのはナゼ?〜
http://blog.livedoor.jp/kawase_oh/archives/51580238.html


■所要額(増額要因):合計16.8兆円
(内訳)
1.子ども手当・出産支援: 5.5兆円
2.公立高校の無償化: 0.5兆円
3.医療・介護の再生: 1.6兆円
4.農家の個別所得補償: 1.0兆円
5.暫定税率の廃止: 2.5兆円
6.高速道路の無料化: 1.3兆円
7.雇用対策: 0.8兆円
8.その他(後期高齢者医療制度廃止等等): 3.6兆円

この国の財政を家計にたとえれば(1兆円を10万円にたとえれば)、年収は400万〜500万円程度。その収入だけでは足りずに毎年300万円以上借金を重ねていて、借金の累積額が年度末には9千万円を突破。すでに首が回らない状態ですが、それでも来年度は168万円も支出を増やそうと計画しているわけです。

選挙前からかなり無謀であると各方面から批判されたわけですが、民主党の言い分は次のとおり。


■財源:合計16.8兆円
(内訳)
1.公共事業見直し: 1.3兆円
2.人件費見直し: 1.1兆円
3.補助金等見直し: 6.1兆円
4.その他: 0.6兆円
5.埋蔵金の活用: 4.3兆円
6.政府資産の売却:0.7兆円
7.税制改革: 2.7兆円

負担増については、民主党議員はやたらと「マニュフェストに書いてあるから」と強気ですが、財源捻出もそれくらい強気にやったらどうでしょうか?

1.公共事業見直し: 国の大型直轄事業全面的見直し、道路整備費用対効果の厳密なチェックをすれば1.3兆円が捻出できるはずですよね。

2.人件費見直し: 1.1兆円を捻出するために、公務員の各種手当・退職金の大幅カットはもとより、定員も大幅に削減する約束でしたね。

3.補助金等見直し: 独立行政法人特殊法人公益法人を廃止または徹底的に見直しすれば、6.1兆円も捻出できるんですよね。

4.その他: 衆院定数80削減を大きく謳ったのですから、来年度から0.6兆円を捻出するために、今年中に80人の国会議員のクビを切ったらいかがでしょうか?

5.埋蔵金の活用: 4.3兆円見つかりましたか? 見つかったとしても来年度使ったら再来年度からどうしましょう?

6.政府資産の売却: 未利用国有地、宿舎・官舎、早く売りましょうよ。早く売って0.7兆円捻出しましょうよ。で、埋蔵金と同じことですが、この裏技は1回しか使えません。売った次の年度からは毎年0.7兆円分どうやって捻出しましょうか?

7.税制改革: 政・官の改革は時間がかかるのに、民に痛みを押しつける政策(扶養控除廃止等)は手が早いですね。早速廃止されそうですが、これは公約どおりですね。


子ども手当にしろ、暫定税率廃止にしろ、負担増となるバラマキ公約は、ムダ削減の公約と表裏一体であるはずです。先の選挙で民主党に投票したのは、バラマキよりも、ムダ削減に期待したからだという方も少なくないでしょう。ムダ削減の公約が実行できないなら、バラマキの公約も実行しないほうがよいのではないでしょうか。私たち、そんな巨額の借金払えませんから。

 既に立ち往生していると思います。選挙前に耳障りのいいことばかり言ってきたので国民の不信感は今後増大するでしょう。本来、財源で言えば、電波利用料の値上げ、宗教法人への課税、パチンコ賭博税の創設などあってしかるべきでしょう。

 テレビでは報道しませんが、マニフェストにない法案や方針(東アジア共同体外国人参政権外国人学校への補助)の話がどんどん持ち上がっており、国家の安全保障面でも不安が台頭して保守派から突き上げもありますし、故人献金や一連の友愛事件、小沢氏の黒い話しも新たな局面に入っています。ブレもブーメランのように返ってきています。この政権は長くないかもしれません。解散しないとなれば4年は我慢しなければなりません。これも国民が選択したことなのでしょうか。


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