GHQ憲法九条カルト

もはやカルトの域。


 現在、日本国憲法と呼ばれているGHQ憲法占領政策基本法)はCIAの前身であるOSSの「日本計画」がもとになっており、「戦争の放棄」はこの計画の中にあったことがアメリカの史料公開などでわかっています。OSSには知識人向けマルクス主義とよばれるフランクフルト学派が多くおり、GHQ憲法作成の首魁である民政局ケーディス大佐もOSSにいたためフランクフルト学派に影響を受けていたと思われます。九条はケーディス大佐自身が起草しました。この九条の目的は共産主義革命を起こしたときに軍隊が邪魔をすることを恐れたから軍隊を持たせないようにしたのです。フランクフルト学派は二段階革命を考えており、天皇の権威を利用し封建主義の除去からはじめ、ブルジョワ民主主義革命によって天皇を打倒し、社会主義革命に転化するというものです。日本は昔の欧州のような封建社会ではなかったのですから、彼らの錯覚には驚かされます。

 GHQ憲法九条は革命のためのものですから、自衛隊が目障りで仕方ないわけです。だから社民党民主党の旧社会党の人たちは「平和」という言葉を隠れ蓑に自衛隊を忌み嫌うわけです。当然米軍に対してもそうです。だから自主防衛を言うことなく、ただ米軍出て行けと言うのです。民主党の仙谷氏が自衛隊を「暴力装置」と悪しきもののように呼んだのも内心目障りだからです。団塊の世代は特にフランクフルト学派の影響を強く受けています。

 革命思想家らは一般大衆を「平和」の美名のもとに洗脳していきます。革命意識は裏に隠しておくのです。憲法九条が平和を守った」「武力を持つから戦争になる。もたければ戦争にならない」とし、自衛隊肯定者を「好戦主義」「軍国主義への回帰」とレッテルを貼ります。

 芸能人の大田光氏が対談で憲法九条を守るということは下手をすれば相手を殺すぞというところまで覚悟していないと、いえないことじゃないかと思うんです」とブラックユーモアとも取れることを言っていますが、日本保守主義研究会の早瀬善彦氏はこの発言には九条に対する宗教的な信仰が横たわっていると指摘しています。
 私の会社の上役でも九条信者がおり、「敵が攻めてきたらどうするのですか?」と聞くと「そのまま死ぬよ」と答えました。これはもうカルト宗教です。

 前出の早瀬氏によるとこの九条信者にとって守るべき至高の価値が、自分を生み育てた日本という国ではなく"平和憲法そのもの”にあると述べています。国家、共同体に対して極めて無責任であると。私の上役も何もせず「死ぬ」というのは自分のことしか考えておらず、家族に対しても無責任極まりない。

 フランクフルト学派の思想の中に憲法愛国主義というのがあります。これは憲法に同意した自由で平等な法共同体のメンバーとして、それを愛し積極的に義務を果たしていくことを言います。この思想は伝統的なナショナル・アイデンティティーを排し、市民社会の理念である憲法を遵守する限り多様な文化的アイデンティティを受け入れるというものです。早い話、国家や民族の枠組みを否定する地球市民的発想です。だからフランクフルト学派の九条カルトには国家観がなく、国家、共同体に対して極めて無責任なわけです。

 九条カルトを「お花畑」と単純に片付けることなかれ。「お花畑」は洗脳された末端の信者です。このカルトの本質には日本を破壊し、共産革命を起こすという目的が隠されていたことを知っておきましょう。現代で共産革命などありえないでしょうが、地球市民的思想をベースに日本を日本でなくして解体しようとする動きがあるのは注意する必要があります。



参考文献
 総和社「日本は憲法で滅ぶ」渡部昇一(監修)
 ワック出版「歴史通」『野坂参三 共産政権の誕生』田中英道
 PHP「現代思想入門」仲正昌樹 清家竜介 藤本一勇 北田暁大 毛利嘉孝

添付画像
 GHQ憲法原本の九条が書かれているところ 国立公文書館より http://www.digital.archives.go.jp/DAS/meta/DGDetail_0000000006

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