国家破壊を目的とする日教組


 戦後占領下、GHQは労働組合の結成を奨励し、昭和20年12月に全日本教員組合が結成され、その後装いを新たにしながら、別途社会主義志向の教全連と1947年に合同し、教員50万人が所属する巨大組織として日教組が誕生します。この誕生の支えたのはGHQによる教職追放で12万人もの教員が教壇を追われています。この日教組はGHQに潜んでいた共産主義者フランクフルト学派の強い影響を受けています。
 
 フランクフルト学派は知識人向けマルクス主義といわれ、人間を疎外している文化を破壊し共産主義へ導くためにあらゆる徳目や「価値」は批判されなければならないとするものです。
 
 神道 神社、家族制度、権威、性的節度、伝統、愛国心、国家、民族、尊敬心・・・
 
 日教組が大嫌いなものと一致しているでしょう。
 
 自民党の山谷えりこ議員によると以前行われた「事業仕分け」の背後に日教組がいたと述べています。日教組はトップアスリートの支援に反対しています。格差ができるという理由からです。事業仕分けではあっさりとスポーツ支援は大幅削減となりました。このほかにも伝統的文化活動、青少年育成活動、農業体験、読書活動などすべて削減。「無駄を省く」ということを隠れ蓑にした日教組の意見を反映したといいます。
 
 北教組の「日の丸・君が代排除マニュアル」には排除する理由として次のように書かれているそうです。
 
文科省天皇制のもと、侵略戦争・植民地支配の歴史を隠蔽し、国際化の美名のもと、ハイテク時代における日本人の海外進出のため、『国際競争に勝ち抜く大国日本人の自覚』を求める人づくりを目指すものであること」

 なるほど、科学技術研究費が削られた理由もわかります。
 
 道徳の補助教材だった「心のノート」を仕分け人の藤原和博東京学芸客員教授は「あるべき心の見本市で、すごく気持ち悪い」と言って批判し縮減となりました。
 
 テレビで「仕分けショー」を見て、ヤンヤヤンヤと手を叩いた国民は歴史の法廷に立つ覚悟はあるか。自身が罰を受けるだけならともかく、子や孫の世代に影響を与えるのです。
 
 日教組は「ありのままの権利を大事にする教育をしよう」と言っていますが、その実体は「授業中に立ち歩く権利」「朝ごはんを食べない権利」「プライバシー保護のため、親に行き先を言わず出かける権利」であり、川崎市ではすでに条例が制定されており、子供たちに「権利カード」等が配られて教育が成り立たない状況になっているといいます。広島、新潟でも導入しようとする動きがあります。
 
 日教組は「命の成り立ちを教える」という美辞麗句でフリーセックスを礼賛しています。「立て直そう日本、女性塾」の伊藤玲子さんは小学校で3.4年生の女の子が図書室で本を見て驚いたとのべています。「まんがで読む・ひとびとの生と性」という本でしたが、そこには実践的なセックスのやり方、避妊の仕方ばかり」が詳しく説明されており、さらには「中絶」「ピルの使用」について書かれていたといいます。日教組の行う性教育はタオルなどの布を使って男性器や女性器を作らせたり「女の子は鏡で見てみよう」などと指導しています。まさに「性的節度」を破壊する教育をやっているわけです。
 
 高崎経済大学八木秀次教授によると日教組の教育方法にはレーニンの妻「クルプスカヤ」という教育学者の理論も含まれており、「マカレンコ」という教育学者の理論を継承していると述べています。「班」編成の学級運営などがそうであり、ゆとり教育の「総合学習」もここからきており、ジェンダーフリーや前述の「子供の権利」もこの理論から見出すことができるといいます。それからマカレンコは道徳教育も反対の立場でした。これはソ連で1920年に実践され、学校は乱れ、規律が失われ、学力が大幅低下し、暴力が横行し、少女たちがレイプされる事件が相次ぎました。このことを日教組の上層部や知識人が知らぬはずがなく、意図的に「教育破壊」を仕組み国家を破壊しようとしているということです。
 
 GHQの置き土産は悲惨なことに東京大学法学部、教育学部を侵食し、そこでフランクフルト学派の思想を刷り込まれた秀才たちは高級官僚や弁護士、教育者として社会にもぐりこみ、せっせと日本を破壊しまわっているのです。



参考文献
 WiLL2010.5月
   「日教組国賊論」渡部昇一山谷えり子
   「目的は”国家解体”民主党日教組は一心同体だ」伊藤玲子
 正論2009.10「今も残るソビエト教育学 本格実践すると国家傾く」八木秀次
 「続・日本人が知ってはならない歴史」若狭和朋著

関連記事
 「GHQが誕生させた教育破壊組織「日教組」」 http://blogs.yahoo.co.jp/jjtaro_maru/22446993.html
 フランクフルト学派  http://blogs.yahoo.co.jp/jjtaro_maru/21995258.html

添付画像
 心のノート 文部科学省より http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/doutoku/07020611/020.htm
 
広島ブログ 参加しています。クリックで応援よろしくお願いします。