GHQ憲法記念日 〜 恥辱の日



 5月3日はGHQ憲法記念日です。以前記事にしましたが、OSSというアメリカ戦略情報局によって作成された「日本計画」にもとづき戦後直後のGHQによる日本統治は進められました。その中にはフランクフルト学派と呼ばれる知識人向けマルクス主義者が多くおり、日本を破壊し、共産革命に導くために日本国憲法は作られました。

 日本国憲法の英語原文を見たとき松本国務相は幣原首相にこのように述べています。

「総理、実に途方もない文書です。こんな憲法はいまだかつて見たこともない。こういうものを決めては、わが国は混乱するばかりです。まるで共産主義者の作文ですよ」

 GHQ民政局のケーディス大佐(GHQ草案作成の中心的役割を担う)は帰国後、国務省ジョージ・ケナンを訪ねたとき、ケナンはケーディスに向かってこう言ったそうです。

「あなた方は日本を共産主義にしてソ連に進呈しようとしていたのだという噂もありますよね」


 GHQ憲法は英文を一夜で訳したせいか、憲法前文もよく読まないと何が言いたいのかよくわかりません。

「日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理念を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」

 この部分は日本以外の国はすべて平和を愛する国だといっており、「生存」まで他国に預けるような言い方をしています。日本には主権がないような言い方です。また日本だけ悪い国で他の国はいいくにだ、とも解釈でき、日本が悪さしなければ平和なんだと言わんばかりです。

 GHQ統治下の日本には主権がなく、その時に日本の憲法が勝手にGHQによって作られたのですから、詐欺に等しく、ハーグ陸戦法規でも占領地ではそこの現行法に従うよう定められていますし、ポツダム宣言にも憲法を変えてよいことなど書いていません。戦後占領下、プレスコードによって憲法批判を禁じ、公職追放という恐怖で言論を封じました。憲法記念日は恥辱の日といえるでしょう。しかし、多くの日本人はGHQが作ったウソの歴史を前提に「GHQ憲法はすばらしい」と洗脳され憲法記念日を祝っているのです。



参考文献
 「渡部昇一の昭和史(続)」渡部昇一
 「歴史通」WiLL 2009.3『野坂参三 共産政権の誕生』田中英道
 河出書房新社白洲次郎」『白洲次郎の抵抗』児島襄
参考サイト
 WikiPedia「ハーグ陸戦法規」「チャールズ・L・ケーディス」

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 OSSが仕掛けた日本共産化計画「GHQ憲法http://blogs.yahoo.co.jp/jjtaro_maru/22109814.html
 プレスコードは生きている http://blogs.yahoo.co.jp/jjtaro_maru/24628916.html
 GHQ憲法九条から生まれた悲しいウソ http://blogs.yahoo.co.jp/jjtaro_maru/22464650.html


いろんな人の考え − 最近憲法について述べているブログを適当に探してリンク
 Made in Occupied Japan http://blogs.yahoo.co.jp/umayado17/60549326.html
 アメリカは戦後60年間になんと20ヶ国に軍事介入をしています http://d.hatena.ne.jp/miyubomb/20100411
 民主党憲法提言中間報告」って・・・ http://blogs.yahoo.co.jp/syokufuku100man/12660578.html
 憲法記念日 http://blogs.yahoo.co.jp/ryuji01100412/3024443.html
 今日は憲法記念日 http://blogs.yahoo.co.jp/youkenn1966/31410509.html
 憲法記念日・・・ http://blogs.yahoo.co.jp/ayahiro1959/32046767.html
 世界に誇れる日本国憲法の精神を今こそ世界に♪ http://blogs.yahoo.co.jp/ksuzukipart/32051393.html
 GW4日目、憲法記念日です。 http://d.hatena.ne.jp/enokin/20100503/1272834939
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添付画像
 日本国憲法原本「上諭」(1頁目)(PD)